“性空上人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうくうしょうにん66.7%
しようくうしようにん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
播州の書写山の性空上人しょうくうしょうにんというのが、これも一日一食で九十八まで生きたじゃ。真宗の親鸞上人しんらんしょうにんは九十まで生きたが、これも一日一食。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
九州の南の方では性空上人しょうくうしょうにん、越後の七不思議の話では親鸞しんらん上人、甲州の御嶽みたけの社の近くには日蓮上人などが、竹の杖を立ててそれが成長したことになっていますが、水が湧き出した話には
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それがすなはけむりばれる以所ゆえんである。かういふふうに噴出ふんしゆつはげしいとき電氣でんき火花ひばなあらはれる。性空上人しようくうしようにん霧島火山きりしまかざん神體しんたいみとめたものは以上いじよう現象げんしよう相違そういなからう。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
阿蘇あそ靈地れいちからはたまみつたともいひ、また性空上人しようくうしようにん霧島きりしま頂上ちようじよう參籠さんろうして神體しんたい見屆みとゞけたといふ。それによれば周圍しゆうい三丈さんじようなが十餘丈じゆうよじようつの枯木こぼくごとく、日月にちげつごと大蛇おろちなりきと。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)