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神體
それが
即ち
煙と
呼ばれる
以所である。かういふふうに
噴出が
烈しい
時は
電氣の
火花が
現れる。
性空上人が
霧島火山の
神體と
認めたものは
以上の
現象に
相違なからう。
阿蘇の
靈地からは
火の
玉が
三つ
飛び
出たともいひ、また
性空上人は
霧島の
頂上に
參籠して
神體を
見屆けたといふ。それによれば
周圍三丈、
長さ
十餘丈、
角は
枯木の
如く、
眼は
日月の
如き
大蛇なりきと。