“暗紫色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あんししよく50.0%
あんししょく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飴色あめいろ暗紫色あんししよくをした肋骨ろくこつと手足の骨とが左右に一けん程の高さでぎつしりと積まれ、その横へ幾列にか目鼻のうつろに成つた髑髏どくろが掛けられて
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
この港では釣が出来ると云ふので甲板デツキの上から牛肉を餌にして糸を垂れる連中れんぢゆうがある。三浦は黒鯛に似た形の、暗紫色あんししよくに黄味を帯びた二尺ばかりの無名ぎよや「小判かぶり」を釣つて大得意である。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
このムラサキは、山野向陽さんやこうようの草中に生じている宿根草しゅっこんそうで、根は肥厚ひこうしていて地中に直下し、単一、あるいは枝分えだわかれがしている。そしてその根皮こんひが、生時せいじ暗紫色あんししょくていしている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)