“肥厚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひこう50.0%
はれあが50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このムラサキは、山野向陽さんやこうようの草中に生じている宿根草しゅっこんそうで、根は肥厚ひこうしていて地中に直下し、単一、あるいは枝分えだわかれがしている。そしてその根皮こんひが、生時せいじ暗紫色あんししょくていしている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
根は多年生で肥厚ひこうしており、毎年その株の頭部から花、葉が萌出ほうしゅつするのである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
僕の大学時代の友人に、これを病んだ奴が一人あったよ。患部は主に脚で、炎症のために皮膚が次第に肥厚はれあがって、移動性を失って来るんだ。
とむらい機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)