“暗赤色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あんせきしよく66.7%
あんせきしょく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつも血色の悪い、蒼白あをじろい顔が、大酒たいしゆをしたやうに暗赤色あんせきしよくになつて、持前の二皮目ふたかはめ血走ちばしつてゐる。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
併し己は此酒には丁寧に毒が調合してあることを知つてゐる。女は毎目手づから暗赤色あんせきしよく薬汁やくじふを、酒の色の変ぜぬ程注ぎ込んで置く。己は次第に身に薬の功験を感じて来る。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)
葉をけんして見ると、バナナの方が葉質ようしつがじょうぶで葉裏が白粉はくふんびたように白色はくしょくていしており、そして花穂かすいほう暗赤色あんせきしょくであるから、わがバショウの葉の裏面りめんが緑色で
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)