“紫赤色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しせきしょく50.0%
モーブ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見ると、彼の美しい顔の半面は、薄気味の悪い紫赤色しせきしょくを呈している。それよりも、信一郎の心を、おびやかしたものは、唇の右の端から、あごにかけて流れる一筋の血であった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
沈みかけようとする夕陽が団々の雨雲を紫赤色モーブに染めあげていた。
墓地展望亭 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)