“双生”のいろいろな読み方と例文

旧字：雙生

読み方	割合
ふたご	33.3%
ツウイン	33.3%
フタゴ	33.3%

ふたご

杉窪の里の、銅兵衛殿の娘ごの、君尾様までが同じように、紀州家の息女であろうとは？　まるで俺には夢のようだよ。そうすると俺は双生（ふたご）の姉妹から、愛されたことになるのだなあ。

剣侠受難 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)

ツウイン

午前右舷（うげん）に双生（ツウイン）の島を見た。一方のには燈台がある。ちょうど盆を伏せたような格好で全体が黄色い。地図で見ると兄弟島（デイブルーデル）というのらしい、どちらが兄だかわからなかった。

旅日記から (新字新仮名) ／ 寺田寅彦(著)

フタゴ

其系統の伝説から段々筋を引いて来て、近松の「双生（フタゴ）隅田川」になつたのが、劇としては「隅田川続俤」まで遥かに続いて居る。二人のお組の片方は、野分姫の霊と法界坊の霊とが、絡みあつて居る。

信太妻の話 (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)

双	常用漢字 中学 部首:⼜ 4画
生	常用漢字 小１ 部首:⽣ 5画