“こよみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コヨミ
語句割合
98.1%
暦日1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
襖をそっと細目にあけて、内の様子をうかがってみると、かき立てた燈火ともしびの横に坐り、所在なさそうにつつましく、蓬生よもぎゅうこよみを繰っていた。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
こよみのうえでは九月といっても、ながい休みのあとだけに暑さは暑さ以上にこたえ、女先生の小さなからだは少しやせて、顔色もよくなかった。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
ここには、暦日こよみというものがない、春も秋もない、また、あらゆる生活の物音も聞えて来ない。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)