“暦日”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
れきじつ66.7%
こよみ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山中ばかりでなく、陣中にも暦日れきじつがない。まして陰暦の中秋などは我々の関知する所でなかったが、二、三日前から宿の雇人らが遼陽城内へしばしば買物に出てゆく。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
山中さんちゅう暦日れきじつなし、彼はこうした仙人生活を続けたのちに、ビルマから印度いんどにまで往ったのであった。
仙術修業 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
ここには、暦日こよみというものがない、春も秋もない、また、あらゆる生活の物音も聞えて来ない。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)