手遊品てあそび)” の例文
んち、何んにも怖いことあれへん。わたしがよう遊ばしたげるがな。……何んぞ手遊品てあそび持つて來たらよかつたなア。」
石川五右衛門の生立 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
室の片隅に手遊品てあそびを並べてもしばらくつといやになって忙しい人々に相手を求めるので「ちっとお庭にでも出てお遊びなさい」と家の内から追い立てられる。
山の手の子 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)