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一望
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ひとめ
ふりがな文庫
“
一望
(
ひとめ
)” の例文
「ご尤もじゃ。御当家はお庭も広し、品川の海も
一望
(
ひとめ
)
。近火のせつは、各〻を庭へ集める御規則ゆえ、火事でもあれば、庭を、御案内いたそうものを……」
べんがら炬燵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
京洛中は、ここから
一望
(
ひとめ
)
だった。膝を抱いている身のそばには、
土筆
(
つくし
)
があたまをそろえていた。
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あの座敷に寝ころんで見たら、
房総
(
ぼうそう
)
の海も江戸の町も、
一望
(
ひとめ
)
であろうと思われる
高輪
(
たかなわ
)
の
鶉坂
(
うずらざか
)
に、久しくかかっていた疑問の
建築
(
たてもの
)
が、やっと、この秋になって、九分九厘まで
竣工
(
でき
)
た。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“一望”の意味
《名詞》
広い範囲を一目で見渡すこと。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
望
常用漢字
小4
部首:⽉
11画
“一望”で始まる語句
一望寥闊
一望開豁
一望際涯
一望月光裡
一望而知爲君子