“桜井”のいろいろな読み方と例文
旧字:櫻井
読み方割合
さくらい87.5%
さくらゐ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
煙草の火に炭団たどんを埋めた瀬戸の火桶を中に、三吉、伊勢源、それから下っ引彦兵衛と、死んだ栄太と親交のあったという幇間たいこもち桜井さくらいなにがし
やがてその三月三日も四五日の中に迫って参りますと、驚いた事には摂津せっつの国桜井さくらいにいる叔母の尼が、是非その竜の昇天を見物したいと申すので
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
あの雑誌が発売禁止に成ると間もなく、ある日、桜井さくらゐ先生の奥さんが私に向つて、「——貴方あなたは私共のうちのことを御書きに成つたさうぢや有りませんか。」
突貫 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)