“さくらい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
桜井77.8%
作楽井11.1%
柵頼11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがてその三月三日も四五日の中に迫って参りますと、驚いた事には摂津せっつの国桜井さくらいにいる叔母の尼が、是非その竜の昇天を見物したいと申すので
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「や、作楽井さくらいさんか、まだこの辺にいたのかね。もっとも、さっき丸子では峠にかかっているとは聞いたが」
東海道五十三次 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
話の様子では、この街道を通りつけの諸職業の旅人であるらしかった。主人が「作楽井さくらいさんは」と訊くと
東海道五十三次 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「だが行先は解っている。それだけがこっちの付け目だろうさ。それもさ街道を辿って行けば、随分時間もかかるだろう。近道を行けば何んでもない。柵頼さくらい柵頼」
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
柵頼さくらい柵頼!」と声を掛けた。
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)