桜井さくらい)” の例文
旧字:櫻井
煙草の火に炭団たどんを埋めた瀬戸の火桶を中に、三吉、伊勢源、それから下っ引彦兵衛と、死んだ栄太と親交のあったという幇間たいこもち桜井さくらいなにがし
やがてその三月三日も四五日の中に迫って参りますと、驚いた事には摂津せっつの国桜井さくらいにいる叔母の尼が、是非その竜の昇天を見物したいと申すので
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
さっきまで「青葉茂れる桜井さくらいの」と繰り返していた隣のオルガンがやむと、まもなく門の鈴が鳴って軒の葉桜のしずくが風のないのにばらばらと落ちる。
竜舌蘭 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
桜井さくらい宿しゅくへ行け。そこで兵馬を休め、兄上のお出で合せをお待ちしよう」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この主人は、ある貿易商の重役で、桜井さくらいさんという人でした。
電人M (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「どうでした。桜井さくらいうちは、お気に入りましたか」
妖虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
桜井さくらい宿しゅく
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お友だちの桜井さくらい君のおねえさまにそっくりです。
妖怪博士 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)