“実桜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さくらんぼ50.0%
チェリー50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新らしく植付けられた林檎や葡萄ぶだう実桜さくらんぼの苗はいづれも面白いやうにずん/\生長おひのびて行つた。下作したさくとして経営した玉葱たまねぎやキャベツのたぐひもそれ/″\成功した。
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
二十人ばかりの日傭人ひやとひにんがそこへ入りこんで、林檎や葡萄や実桜さくらんぼを片つぱしからり倒してゐるのだ。樹はいづれも衰へてせてゐたが、まだ枯れては居なかつた。
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
翁は斗満に帰ってから、実桜チェリーなえ二本送って呉れた。其夏久しく気にかけて居た余作君の結婚がんだ事を報じてよこした。其秋の九月二十六日は雨だった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)