“ゆすらうめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
桜桃50.0%
梅桃50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、ルビー色をした桜の実の婀婉あだやかな艶と色合に歓迎せられ、桜桃ゆすらうめが出てくる頃になると早や夏は来て居る。柘榴に会ふことは、初夏の楽みの一つであつた。
若い門弟は梅桃ゆすらうめのやうに真紅まつかになつた。漱石氏はじつとそれを見つめながら、にやりと笑つた。そして学者の皮肉よりも、女の脚はもつと辛辣なものだと初めて気がついたらしかつた。