“金方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんかた60.0%
かねかた20.0%
きんはう10.0%
バンキエ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうもがんりきの野郎の眼力がんりきをもってして、五人のうちのどれが金方きんかただか、ちょっとわからないのが自分ながら歯痒はがゆい。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
金方かねかたの役所へまはし金方にてはらひを渡す事なりいま吉兵衞が差出たる書付かきつけも役人があらた添書そへしよに右の通りしたゝ調印てういんしてわたしける此勘定部屋と金方役所かねかたやくしよとは其間三町を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
人日じんじつに蘭軒は自ら医範一部を写した。医範はもと蘭軒の父信階大升のぶしなたいしようが嘗て千金方きんはうより鈔出したものである。蘭軒手写の本は現に伊沢めぐむさんが蔵してゐる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
さればとて恥入ったような面持をするでもなく、のめのめと金方バンキエ熊手ラットオにさらわれていってしまった。