“人日”の読み方と例文
読み方割合
じんじつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また「人日じんじつ文郁ニ示ス。」と題した七律がある。これに由って見れば毅堂は七草の夕にも、松塘の家にいたのである。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ちょうど対立して一年を切半している初春の人日じんじつ、すなわち六日から七日に渡って行く境を、御湯殿上おゆどののうえの日記等には、また一つの年越と認めているが
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
人日じんじつに蘭軒は自ら医範一部を写した。医範はもと蘭軒の父信階大升のぶしなたいしようが嘗て千金方きんはうより鈔出したものである。蘭軒手写の本は現に伊沢めぐむさんが蔵してゐる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)