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牀
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どこ
ふりがな文庫
“
牀
(
どこ
)” の例文
岩
牀
(
どこ
)
の上に、再白々と横つて見えるのは、身じろきもせぬからだである。唯その真裸な骨の上に、鋭い感覚ばかりが活きてゐる。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
臂
(
かひな
)
が動き出した。片手は、まつくらな
空
(
くう
)
をさした。さうして、今一方は、そのまゝ、岩
牀
(
どこ
)
の上を掻き捜つて居る。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
ぽつちりと目をあいて、見廻す瞳にまづ
圧
(
あつ
)
しかゝる黒い巌の天井を意識した。次いで、氷になつた岩
牀
(
どこ
)
。両脇に垂れさがる荒石の壁。した/\と
岩伝
(
いはづた
)
ふ雫の音。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
牀
漢検1級
部首:⽙
8画
“牀”を含む語句
牀几
病牀
牀机
牀上
岩牀
牀下
寝牀
牀榻
牀板
竹牀簀
臥牀
縄牀
神牀
胡牀
石牀
病牀録
病牀即事
船牀
土牀
踞牀
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