“ゐや”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヰヤ
語句割合
45.5%
36.4%
9.1%
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老いたる教師ハツバス・ダアダアのボルゲエゼ家の車のしるしに心づきて、蹣跚まんさんたる歩をとゞめ我等をゐやしたるは、おもはずなる心地せらる。
手ははやゐやしてぞ退くすなはちをじりりじりりと寄り身にはゆく
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
この思ひをゐやすためには八丈島よりも遠い処へ行つてしまひたいとさへ思ひますが、考へるまでもなくあまりに荒唐無稽な内容で、たゞ息苦しい滑稽感に誘はれるのみで
女優 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
功名富貴こうめいふうきはいふにらず。吾いま母公ぼこう慈愛めぐみをかうむり、四八賢弟けんていゐやを納むる、何ののぞみかこれに過ぐべきと、よろこびうれしみつつ、又日来ひごろをとどまりける。