“そなえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
52.6%
26.3%
防備10.5%
守備5.3%
5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「(前略)雪中御大儀たるべしと雖も、夜を以って日に継ぎ、御着陣待入まちいり候。信州味方中滅亡の上は、当国のそなえ安からず候条」
川中島合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
大きなおそなえに小さいおそなえ附着くっついてヤッサモッサを始める段になると、もう気が逆上うわずッて了い、丸呑まるのみにさせられたギゴチない定義や定理が、頭の中でしゃちこばって
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「敵に防備そなえがあるらしい」さらにもう一人の声がした。
怪しの館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
加之しかのみならず洞のうちには、怎麼なる猛獣はんべりて、怎麼いかなる守備そなえある事すら、更に探り知る由なければ、今日までかくは逡巡ためらひしが、早晩いつか爾を捕へなば、糺問なして語らせんと、日頃思ひゐたりしなり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
汝素祭をささぐるにはすべてを塩をもてこれに味つくべし。汝の神の契約の塩を汝の素祭に欠くことなかれ。汝そなえ物をなすにはすべて塩をそなうべし。