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礼
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いや
ふりがな文庫
“
礼
(
いや
)” の例文
旧字:
禮
また来たりておもむろに別れを述べんと言いつつ青年は身を起こして庭に立ち、軽く
礼
(
いや
)
して立ち去らんとす。
わかれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
うやうやしき
礼
(
いや
)
の八千度さかしらのわがひと言はゆるし
賜
(
た
)
ぶべし。
家庭愛増進術:――型でなしに
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
わが
礼
(
いや
)
申すを受け給へ。
女
(
おんな
)
の友等。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
青年
(
わかもの
)
の入り来たれるを見て軽く
礼
(
いや
)
なしつ、孫屋の縁先に置かれし
煙草盆
(
たばこぼん
)
よりは煙
真直
(
ますぐ
)
にたちのぼれり。君が
今朝
(
けさ
)
の
装衣
(
いでたち
)
はと翁まず口を開きてやや驚けるようなり。
わかれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
礼
(
いや
)
申すにも優しかれ。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
▼ もっと見る
門
(
かど
)
を
出
(
い
)
ずれば
角
(
かど
)
なる茶屋の娘軒先に立ちてさびしげに暮れゆく空をながめいしが、われを見て
微
(
かす
)
かに
礼
(
いや
)
なしぬ、
貴嬢
(
きみ
)
はこの娘を憶えいたもうや。
賤
(
いや
)
しきこの娘を。
おとずれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
われ等
礼
(
いや
)
申す。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
軽く
礼
(
いや
)
して、わが渡す
外套
(
がいとう
)
を受け取り、太くしわがれし声にて、今宮本ぬしの演説ありと言いぬ。耳をそばだつるまでもなく堂をもるるはかれの
美
(
うる
)
わしき声、沈める
調
(
ちょう
)
なり。
おとずれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
“礼”の解説
儒教用語の「礼」(様々な規定の体系)
礼(れい、旧字体:禮、Lǐ)とは、さまざまな行事のなかで規定されている動作や言行、服装や道具などの総称。春秋戦国時代、儒家によって観念的な意味が付与され、人間関係を円滑にすすめ社会秩序(儒家にとっては身分制階級秩序)を維持するための道徳的な規範をも意味するようになった。
(出典:Wikipedia)
礼
常用漢字
小3
部首:⽰
5画
“礼”を含む語句
無礼
葬礼
礼拝
礼拝堂
祭礼
失礼
巡礼
大礼服
敬礼
帰命頂礼
儀礼
礼服
婚礼
礼儀
御礼
順礼
洗礼
礼心
御祭礼
御無礼
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