“毛付”の読み方と例文
読み方割合
けづ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
街道には、毛付けづけ(木曾福島に立つ馬市)から帰って来る百姓、木曾駒きそごまをひき連れた博労ばくろうなぞがかさ合羽かっぱで、本陣の門前を通り過ぎつつある。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
思いのほかの大荒れで、奥筋おくすじの道や橋は損じ、福島の毛付けづけ(馬市)も日延べになったとの通知があるくらいだ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
月の末には毎年福島の方に立つ毛付けづけ(馬市)も近づき、各村の駒改こまあらためということも新たに開始された。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)