“奥筋”の読み方と例文
読み方割合
おくすじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思いのほかの大荒れで、奥筋おくすじの道や橋は損じ、福島の毛付けづけ(馬市)も日延べになったとの通知があるくらいだ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
中津川なかつがわの商人は奥筋おくすじ三留野みどの上松あげまつ、福島から奈良井ならい辺までをさす)への諸勘定かんじょうを兼ねて、ぽつぽつ隣の国から登って来る。伊那いなの谷の方からは飯田いいだの在のものが祭礼の衣裳いしょうなぞを借りにやって来る。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)