“毛孔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けあな95.2%
もうく4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、私の全身の毛孔けあなはたちまち外部へ向って開いて、そのすべてを吸収しはじめたのである。私は駐外武官ミリタリ・アタシエのようにタキシードの胸を張った。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
ことに此のッといかりますと、毛孔けあなが開いて風をひくとお医者が申しますが、う云う訳か又く笑うのも毒だと申します。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
お手本や師伝のままを無神経にくり返してただ手際よく毛孔もうくの無いような字を書いているのが世上に滔々とうとうたる書匠である。
書について (新字新仮名) / 高村光太郎(著)