“毛利”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もうり85.7%
まうり14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どう思ったか毛利もうり先生が、その古物の山高帽やまたかぼうを頂いて、例の紫の襟飾ネクタイ仔細しさいらしく手をやったまま、悠然として小さな体を現した。
毛利先生 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
南谷は佐伯さえき毛利もうり伊勢守高標たかすえの実弟にして旗本滝川大学利広の養子となり、寛政十年より甲府勤番支配の職にあったのである。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
安穩に生き永らへるより、忠節に死ぬのが武士の本望だ。——逃げる道も、歸る道もあるが、進んで殿樣御身代りとなり、毛利まうり、淺野の家中が刄を
取繕とりつくろふ積りで、左近太夫樣は萩と廣島に上陸して、毛利まうりと淺野の居城の繩張りから防備の樣子を見、毛利と淺野の家中に騷がれたことはお前も知つてる通りだ