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毛利
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もうり
ふりがな文庫
“
毛利
(
もうり
)” の例文
どう思ったか
毛利
(
もうり
)
先生が、その古物の
山高帽
(
やまたかぼう
)
を頂いて、例の紫の
襟飾
(
ネクタイ
)
へ
仔細
(
しさい
)
らしく手をやったまま、悠然として小さな体を現した。
毛利先生
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
南谷は
佐伯
(
さえき
)
侯
毛利
(
もうり
)
伊勢守
高標
(
たかすえ
)
の実弟にして旗本滝川大学利広の養子となり、寛政十年より甲府勤番支配の職にあったのである。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
といったが、てんで耳もかさず、
矢
(
や
)
ノ
倉
(
くら
)
から
毛利
(
もうり
)
の屋敷のほうへ曲り、横丁をまわりくねりしたすえ、
浜町
(
はまちょう
)
二丁目の河岸っぷちに近いところへ出た。
顎十郎捕物帳:12 咸臨丸受取
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
秀吉
(
ひでよし
)
、
家康
(
いえやす
)
をはじめ、
加賀
(
かが
)
の
前田
(
まえだ
)
、
毛利
(
もうり
)
、
伊達
(
だて
)
、
上杉
(
うえすぎ
)
、
北条
(
ほうじょう
)
、
長曾我部
(
ちょうそかべ
)
、みなそれぞれ
名器
(
めいき
)
の
武将
(
ぶしょう
)
であるけれど、かれらはじぶんの
功
(
こう
)
をいそぐ
以外
(
いがい
)
に、
上
(
かみ
)
も
下
(
しも
)
も
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
武田の
滅
(
ほろ
)
びた天正十年ほど、徳川家の運命の
秤
(
はかり
)
が
乱高下
(
らんこうげ
)
した年はあるまい。
明智光秀
(
あけちみつひで
)
が不意に起って信長を討ち取る。
羽柴秀吉
(
はしばひでよし
)
が
毛利
(
もうり
)
家と
和睦
(
わぼく
)
して
弔合戦
(
とむらいがっせん
)
に取って返す。
佐橋甚五郎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
まして将軍家の進発と聞いたら驚き恐れて
毛利
(
もうり
)
父子が大坂に来たり謝罪して御処置を奉ずるのは、あだかも関ヶ原のあとで
輝元
(
てるもと
)
一家が家康公におけるがごとくであろう。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
たとえば大江広元の一族は、相州
愛甲
(
あいこう
)
郡
毛利
(
もうり
)
荘に本領があって、毛利を名乗っていた。
名字の話
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
春
参府
(
さんぷ
)
の折も、松平
大膳大夫
(
だいぜんのだいぶ
)
の領内
防州小郡
(
ぼうしゅうおごおり
)
の
湊
(
みなと
)
から上陸し萩城を一覧する所存で、一の坂を越え、
蟹坂
(
かにざか
)
までノコノコやって行ったところを
毛利
(
もうり
)
の家中に発見され、生捕って江戸表へ訴え出
銭形平次捕物控:078 十手の道
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
聚落
(
じゅらく
)
の
安芸
(
あき
)
の
毛利
(
もうり
)
殿の
亭
(
ちん
)
にて連歌の折、庭の紅梅につけて、梅の花
神代
(
かみよ
)
もきかぬ色香かな、と紹巴法橋がいたされたのを人〻褒め申す」と答えたのにつけて、神代もきかぬとの
業平
(
なりひら
)
の歌は
魔法修行者
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
もはや
島津
(
しまづ
)
、
毛利
(
もうり
)
等の大貴族の子孫の存在を、独り名誉上に認めて尊敬するまでであって、社会上、政治上には共になんらの勢力をも有しておらぬ。
況
(
いわ
)
んや、その他の幕府の三百藩は言うに及ばぬ。
勢力の中心を議会に移すべし
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
自分の中学は、当時ある私立中学で英語の教師を勤めていた、
毛利
(
もうり
)
先生と云う老人に、今まで安達先生の受持っていた授業を一時嘱託した。
毛利先生
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
尾州の家老
成瀬
(
なるせ
)
氏は犬山に、
竹腰
(
たけごし
)
氏は
今尾
(
いまお
)
に、
石河
(
いしかわ
)
氏は
駒塚
(
こまづか
)
に、その他
八神
(
やがみ
)
の
毛利
(
もうり
)
氏、
久々里
(
くくり
)
九人衆など、いずれも同じ美濃の国内に居所を置き、
食邑
(
しょくゆう
)
をわかち与えられている。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
毛利
(
もうり
)
も
人質
(
ひとじち
)
をだして
和
(
わ
)
をねがう。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
やがて
毛利
(
もうり
)
先生は、こう同じ調子で繰返した。それから今度はその後へ、丁度その諸君と云う声の反響を捕えようとする如く
毛利先生
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
西国の強大
毛利
(
もうり
)
なのである。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
毛利
(
もうり
)
と、織田と。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
毛
常用漢字
小2
部首:⽑
4画
利
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“毛利”で始まる語句
毛利元就
毛利輝元
毛利家
毛利秀頼
毛利小平太
毛利真斎
毛利博士
毛利慶親
毛利大膳
毛利時親