“神代”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かみよ75.0%
じんだい12.5%
こうじろ5.0%
しんだい5.0%
カシロ2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世のたとえにも天生あもう峠は蒼空あおぞらに雨が降るという、人の話にも神代かみよからそまが手を入れぬ森があると聞いたのに、今までは余り樹がなさ過ぎた。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
たとへにも天生峠あまふたうげ蒼空あをぞらあめるといふひとはなしにも神代じんだいからそまれぬもりがあるといたのに、いままではあまがなさぎた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
周防玖珂くが郡の奥の神代こうじろ郷なども十三の村を五箇八箇と呼んでいたが、別に六郷七畑の名もあって、何のために五箇といい出したかの理由は知りがたい。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
古事記こじき神代しんだいまきに、豐玉姫とよたまひめからおうまれになられたお子様こさまを、いもうと玉依姫たまよりひめ養育よういくされたとあるのは、つまりそうった秘事ひじ暗示あんじされたものだとうけたまはります。
天皇在宇佐濱ウサハマ行宮、詔神代カシロ、曰云々、即勅直遣此村、有土蜘蛛、名曰浮穴沫ウキナワ、捍ヒテ皇命甚無禮、即誅
倭女王卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 白鳥庫吉(著)