ひゞ)” の例文
斯ういふ商売だ。牛込や神田には向かんが本所、下谷、小石川の場末、千住せんじゆ、板橋あたりで滅法売れる、ひゞあかぎれ霜傷しもやけの妙薬鶴の脂、膃肭臍おつとせいの脂、此奴こいつが馬鹿に儲かるんだ。
貧書生 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
ヤアの賭場どばまでって来たのだ、今はひゞあかぎれ白足袋しろたびで隠し、なまぞらをつかっているものゝ、悪い事はお前より上だよ、それに又姦夫々々まおとこ/\というが、あの女は飯島平左衞門様の妾で