“あかぎれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
皸42.9%
皹38.1%
垢切4.8%
瘃4.8%
胼皸4.8%
胼胝4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「民さんは町場もんですから、春蘭などと品のよいこと仰(おっ)しゃるのです。矢切の百姓なんぞは『アックリ』と申しましてね、皸(あかぎれ)の薬に致します。ハハハハ」
野菊の墓 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
そこで、上眼(うわめ)を使って、弟子の僧の足に皹(あかぎれ)のきれているのを眺めながら、腹を立てたような声で
鼻 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
節々(ふしぶし)は、垢切(あかぎれ)に捲かれた膏薬で折り曲げもならぬほどであった。
蜜柑 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
少年のとき荒仕事ばかりして、冬になると瘃(あかぎれ)が切れて血が出る、スルと木綿糸で瘃の切口(きれくち)を縫(ぬっ)て熱油(にえあぶら)を滴(た)らして手療治(てりょうじ)をして居た事を覚えて居る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
急に水仕事が多くなつたので、私の手は胼皸(あかぎれ)で埋つた。埋つたといつても決して誇張ではなかつた。元来私は荒れ性で、田舎に居た頃から、冬になると手足に皸(あかぎれ)がきれて仕方がなかつた。
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
寒いって胼胝(あかぎれ)だらけな足を上げて、立(たっ)て居て踵(かゝと)をあぶるので、旦那はすっかり怒って仕舞って早々(そう/\)お暇(いとま)になりました、実に女だけは江戸に限ります