胼皸あかぎれ)” の例文
急に水仕事が多くなつたので、私の手は胼皸あかぎれで埋つた。埋つたといつても決して誇張ではなかつた。元来私は荒れ性で、田舎に居た頃から、冬になると手足にあかぎれがきれて仕方がなかつた。
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)