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日々
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ひゞ
ふりがな文庫
“
日々
(
ひゞ
)” の例文
次
(
つぎ
)
に
著意
(
ちやくい
)
して
道
(
みち
)
を
求
(
もと
)
める
人
(
ひと
)
がある。
專念
(
せんねん
)
に
道
(
みち
)
を
求
(
もと
)
めて、
萬事
(
ばんじ
)
を
抛
(
なげう
)
つこともあれば、
日々
(
ひゞ
)
の
務
(
つとめ
)
は
怠
(
おこた
)
らずに、
斷
(
た
)
えず
道
(
みち
)
に
志
(
こゝろざ
)
してゐることもある。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
これは
吾人
(
ごじん
)
が
日々
(
ひゞ
)
の
會話
(
くわいわ
)
や
新聞
(
しんぶん
)
などにも
無數
(
むすう
)
に
發見
(
はつけん
)
するが、
例
(
たと
)
へば、
近
(
ちか
)
ごろ何々日といふ
代
(
か
)
はりに何々デーといふ
惡習
(
あくしふ
)
が一
部
(
ぶ
)
に
行
(
おこな
)
はれてゐる。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
事ともせず
日々
(
ひゞ
)
加古川の
渡守
(
わたしもり
)
して
貧
(
まづ
)
しき中にも母に孝養怠らざりし其内老母は風の心地とて
臥
(
ふし
)
ければ兵助は
家業
(
かげふ
)
を
休
(
やす
)
み母の
傍
(
かたは
)
らを
離
(
はなれ
)
ず藥用も手を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
すゝめもなさず
去
(
さ
)
るものは
日々
(
ひゞ
)
に
疎
(
うと
)
しの
俚諺
(
ことわざ
)
もあり
日
(
ひ
)
をだに
經
(
ふ
)
れば
芳之助
(
よしのすけ
)
を
追慕
(
つゐぼ
)
の
念
(
ねん
)
も
薄
(
うす
)
らぐは
必定
(
ひつぢやう
)
なるべし
心
(
こゝろ
)
ながく
時
(
とき
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
千九百六年
(
せんくひやくろくねん
)
のヴェスヴィオ
噴火
(
ふんか
)
については、
初日
(
しよにち
)
から
八日目
(
やうかめ
)
に
至
(
いた
)
るまでに
噴出
(
ふんしゆつ
)
した
火山灰
(
かざんばひ
)
を
日々
(
ひゞ
)
の
順序
(
じゆんじよ
)
に
竝
(
なら
)
べ、これを
硝子管
(
がらすくだ
)
につめて
發賣
(
はつばい
)
してゐる。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
▼ もっと見る
子
(
こ
)
ども
達
(
たち
)
をおもひ
且
(
か
)
つ
愛
(
あい
)
することに
依
(
よつ
)
て、わたしはわたしの
此
(
こ
)
の
苦惱
(
くるしみ
)
にみちみてる
生涯
(
しやうがい
)
を
純
(
きよ
)
く、そして
美
(
うつく
)
しい
日々
(
ひゞ
)
として
過
(
すご
)
すでせう。これは
大
(
おほ
)
きな
感謝
(
かんしや
)
であります。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
そこで
彼
(
か
)
の
權官
(
けんくわん
)
は
首尾
(
しゆび
)
よく
天下
(
てんか
)
の
名石
(
めいせき
)
を
奪
(
うば
)
ひ
得
(
え
)
てこれを
案頭
(
あんとう
)
に
置
(
おい
)
て
日々
(
ひゞ
)
眺
(
なが
)
めて居たけれども、
噂
(
うはさ
)
に
聞
(
き
)
きし
靈妙
(
れいめう
)
の
働
(
はたらき
)
は少しも見せず、雲の
湧
(
わく
)
などいふ
不思議
(
ふしぎ
)
を
示
(
しめ
)
さないので、
何時
(
いつ
)
しか石のことは
打忘
(
うちわす
)
れ
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
總
(
すべ
)
て
肌着
(
はだぎ
)
は
日々
(
ひゞ
)
洗
(
あら
)
ひ、
夜着
(
よぎ
)
は六七
日
(
にち
)
毎
(
ごと
)
に
干
(
ほ
)
すべき
事
(
こと
)
。
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
勿論
(
もちろん
)
書
(
しよ
)
を
讀
(
よ
)
んで
深
(
ふか
)
く
考
(
かんが
)
へたら、
道
(
みち
)
に
到達
(
たうたつ
)
せずにはゐられまい。しかしさうまで
考
(
かんが
)
へないでも、
日々
(
ひゞ
)
の
務
(
つとめ
)
だけは
辨
(
べん
)
じて
行
(
ゆ
)
かれよう。これは
全
(
まつた
)
く
無頓著
(
むとんちやく
)
な
人
(
ひと
)
である。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
お
町
(
まち
)
は
高笑
(
たかわら
)
ひするやうに
成
(
な
)
りて、
時
(
とき
)
は
新玉
(
あらたま
)
の
春
(
はる
)
に
成
(
な
)
りぬ、お
美尾
(
みを
)
は
日々
(
ひゞ
)
に
安
(
やす
)
からぬ
面
(
おも
)
もち、
折
(
をり
)
には
涕
(
なみだ
)
にくるゝ
事
(
こと
)
もあるを、
血
(
ち
)
の
道
(
みち
)
の
故
(
せい
)
と
自身
(
みづから
)
いへば、
與
(
よ
)
四
郎
(
らう
)
は
左
(
さ
)
のみに
物
(
もの
)
も
疑
(
うたが
)
はず
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
持
(
もち
)
呉服物
(
ごふくもの
)
を
商
(
あきな
)
ひ
日々
(
ひゞ
)
繁昌
(
はんじやう
)
なすに
近頃
(
ちかごろ
)
其向
(
そのむかう
)
へ
見世開
(
みせびら
)
きをなして
小切
(
こぎれ
)
太物
(
ふともの
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
儒學
(
じゆがく
)
に
入
(
い
)
つても、
道教
(
だうけう
)
に
入
(
い
)
つても、
佛法
(
ぶつぱふ
)
に
入
(
い
)
つても
基督教
(
クリストけう
)
に
入
(
い
)
つても
同
(
おな
)
じ
事
(
こと
)
である。かう
云
(
い
)
ふ
人
(
ひと
)
が
深
(
ふか
)
く
這入
(
はひ
)
り
込
(
こ
)
むと
日々
(
ひゞ
)
の
務
(
つとめ
)
が
即
(
すなは
)
ち
道
(
みち
)
そのものになつてしまふ。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
懸
(
かけ
)
其日は入牢とぞ相なりける其後松坂町郡代の
牢屋敷
(
らうやしき
)
に於て
無殘
(
むざん
)
成かな富右衞門は
日々
(
ひゞ
)
手強
(
てづよ
)
き拷問に掛り今は五
體
(
たい
)
悉々
(
こと/″\
)
く
弱
(
よわ
)
り
果
(
はて
)
物も
咽
(
のんど
)
を
下
(
くだ
)
すこと能はず一命既に
朝夕
(
てうせき
)
に
迫
(
せま
)
るに付富右衞門
倩々
(
つく/″\
)
來方
(
こしかた
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
踊
(
おど
)
りに
妙
(
みやう
)
を
得
(
ゑ
)
し
雪
(
ゆき
)
といふ
美形
(
びけい
)
、
唯今
(
たゞいま
)
のお
座敷
(
ざしき
)
にてお
米
(
こめ
)
のなります
木
(
き
)
はと
至極
(
しごく
)
あどけなき
事
(
こと
)
は
申
(
まをす
)
とも、もとは
此所
(
こゝ
)
の
卷帶黨
(
まきおびづれ
)
にて
花
(
はな
)
がるたの
内職
(
ないしよく
)
せしものなり、
評判
(
ひやうばん
)
は
其頃
(
そのころ
)
に
高
(
たか
)
く
去
(
さ
)
るもの
日々
(
ひゞ
)
に
踈
(
うと
)
ければ
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
々
3画
“日々”で始まる語句
日々夜々
日々是好日
日々花
日々草
日々谷
日々入局
日々日々
日々かがみ