“踈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うと62.5%
まば25.0%
おろそか12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等の通学せし頃さへ親々は互にらで過ぎたりしに、今は二人の往来おうらいやうやうとくなりけるに及びて、にはかにその母のきたれるは、如何いかなるゆゑにか、と宮も両親ふたおやあやしき事におもへり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
家の者が来て火をけた。周の容貌は変じて成となっていた。周はもとひげが多かった。周は手をやってあごをなでてみた。そこには幾莖すうほんの髭がまばらに生えているのみであった。
成仙 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
独奈ひとりいかんせん、才おろそかニ識浅く加之しかのみならず、単身孤四字消剣、窮困資材ニとぼしき故に成功すみやかならず、然に略海軍の起歩をなす。是老兄の知所なり。数年間東西に奔走し、屡〻故人に遇て路人の如くす。