“新玉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あらたま93.3%
しんたま6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
圓太郎はもうすッかり一陽来福の新玉あらたまの春がやってきたような明るい気分にさえ、なってきている。そのとき拍手の音が五つ六つ起こって、勝次郎が下りてきた。
円太郎馬車 (新字新仮名) / 正岡容(著)
落語家らくごか見識けんしきからすると、『新玉あらたまの』は本統ほんたう發句ほつくだが、『たまの』は無茶むちやだとして、それで聽衆ちやうしうわらはせようとするんだが、おれところこれことなりだ。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
料理屋に、草津、一直、松島、大増、岡田、新玉しんたま、宇治の里がある。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)