“案頭”の読み方と例文
読み方割合
あんとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから最近一月十日の日附の郵便が鎌倉の私の案頭あんとうに落ちた。それはこういう手紙であった。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
そこで權官けんくわん首尾しゆびよく天下てんか名石めいせきうばてこれを案頭あんとうおい日々ひゞながめて居たけれども、うはさきし靈妙れいめうはたらきは少しも見せず、雲のわくなどいふ不思議ふしぎしめさないので、何時いつしか石のことは打忘うちわす
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)