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日々
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ひび
ふりがな文庫
“
日々
(
ひび
)” の例文
お互いの
日々
(
ひび
)
の心得としての立場より見て、いかなる心がけにてこの場合に処するかといえば、僕はやはり弁解説明する必要がないと思う。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
さて、
寒
(
さむ
)
さは
日々
(
ひび
)
にひどくなって
来
(
き
)
ました。
子家鴨
(
こあひる
)
は
水
(
みず
)
が
凍
(
こお
)
ってしまわない
様
(
よう
)
にと、しょっちゅう、その
上
(
うえ
)
を
泳
(
およ
)
ぎ
廻
(
まわ
)
っていなければなりませんでした。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
もろもろの物資ともしくなる〔な〕べに盗みごころの
日々
(
ひび
)
にはびこる(銭湯にて屡〻シャツを盗まるる由聞きて)
閉戸閑詠
(新字旧仮名)
/
河上肇
(著)
日々
(
ひび
)
そこでいとなまれる
生活
(
せいかつ
)
こそ、どんなにか、
楽
(
たの
)
しかろうじゃないか。そこには、
暴力
(
ぼうりょく
)
や、
権力
(
けんりょく
)
をもつ
人間
(
にんげん
)
もなく、すべてが
理解
(
りかい
)
と
同情
(
どうじょう
)
とで、
協力
(
きょうりょく
)
しあうのだからね。
兄の声
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
庭に地蔵様を立たせて、おのれは
日々
(
ひび
)
鬼の生活をして居るでは、全く恥かしい事である。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
それにも似た——事はまるで違うが、
日々
(
ひび
)
にぶつかる余儀ないさびしさだった。
旧聞日本橋:08 木魚の顔
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
霧くらく
罩
(
こ
)
めて晴れざる
巴里
(
パリー
)
にて
豊
(
ゆたか
)
なるものを
日々
(
ひび
)
に求めき
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
喪
(
うしな
)
はれた美しい
日々
(
ひび
)
の
歌声
(
うたごえ
)
ではない
霙の中
(新字旧仮名)
/
森川義信
(著)
今わが
日々
(
ひび
)
はすべて
夢幻
(
ゆめまぼろし
)
にして
しめしあわせ
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
日々
(
ひび
)
の事業について、実業家がその職業を
営
(
いとな
)
むにつけても同じこと、おのれが
損
(
そん
)
したからとて、みだりにその罪を他人にかぶせるようなことはない。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
秋
日々
(
ひび
)
に老いて近づく冬の気息が一刻々々に身に響く頃の一種の
恐怖
(
おそれ
)
、死に先だつ深い絶望と悲哀は、東京附近の浅薄な冬の真似では到底分からぬ。東京附近の冬は、せい/″\半死半生である。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
鳴滝の
激
(
たぎ
)
ちの音を聞きつつぞ
西洋
(
せいやう
)
の
学
(
がく
)
に
日々
(
ひび
)
目ざめけむ
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
日々
(
ひび
)
得意先を回る
魚屋
(
さかなや
)
、
八百屋
(
やおや
)
、
豆腐屋
(
とうふや
)
の人々の中に裏門を通用する際、かく
粗末
(
そまつ
)
なる
木戸
(
きど
)
をくぐらすは我々を
侮辱
(
ぶじょく
)
するなりと
憤
(
いきどお
)
る民主主義の人もあるまい。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
々
3画
“日々”で始まる語句
日々夜々
日々是好日
日々花
日々草
日々谷
日々入局
日々日々
日々かがみ