“にちにち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
日々87.8%
日日12.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がどうしても離れる事が出来ない。しかも第二の少女に対しては気の毒である、済まん事になったと云う念が日々にちにちはげしくなる。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
なアに少しも憎くは有ません目「では何故殺した藻「伯父の身代しんだいが欲いから殺しました、此頃は商買しょうばいが不景気で日々にちにち苦しくなるばかりです、 ...
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
悪気はもちろんなくても、面倒くさいと思っては、ものをむだにするのは、自分のさずかって来た一生の宝の中から、日日にちにちむだをしただけのものを捨てるようなものです。
女中訓 (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)
はら出張演習しゆつちやうえんしふは二週間程しうかんほどぎた。我我われわれ日日にちにちはげしい演習えんしふつかれきつた。そして、六ぐわつ下旬げじゆんにまたT居住地きよぢうち歸營きえいした。中根なかねはなしはもうすつかりわすれられてゐた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)