“悪婆”のいろいろな読み方と例文
旧字:惡婆
読み方割合
あくば75.0%
あくばば16.7%
あくばゝあ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分は腕組みしてっとしていたが、我母ながらこれ実に悪婆あくばであるとつくづく情なく、ああまで済ましているところを見ると、言ったところで
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
かとは申し上げられませんが、あれほど鮮やかな芸当は、女一人の手で出来るわけはございません。それにあの継母のお滝って女は、どうしてもそんな悪婆あくばばとは思われないのでございます」
かめ「おかめさんもないもんだ、旦那此の婆さんがおえいを勾引かどわかした又旅またたびのおかくという悪婆あくばゝあでございますよ、本当に比丘尼になって、斯様こんな処にかくれているとはちっとも知らなかった」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)