“あくば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悪罵83.0%
悪婆8.5%
惡婆4.3%
惡罵4.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「コーラ、無礼者奴ぶれいものめ。警察と知って悪罵あくばをするとは、捨てて置けぬ。うぬ、今に後悔するなッ」
崩れる鬼影 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そして素敵なダヴィデを記事で賞賛した——前年ある記事で二、三行悪罵あくばを加えたことなんかは、もうきれいに忘れはてていた。
「女には、朝日とか、照日てるひとかね、それからおきね、悪婆あくばなんぞと云うのもあるそうだ。もっとも中で有名なのは、青頭でね。これは、元祖から、今の宗家へ伝来したのだと云うが……」
野呂松人形 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
是へ新吉お賤が泊りましたので、比丘尼びくに前名ぜんみょうを熊と申す女に似気にげない放蕩無頼を致しました悪婆あくばでございまするが、今はもう改心致しまして、頭髪あたまり落し
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
取調べの進むにつれて、木枯の傳次といふのはお歌のことで、あれは三十近い大年増でしたが、綺麗なので十九とも二十とも言ひ、數人の男とお大といふ惡婆あくばを指圖して、長い間江戸中を荒して居たのです。
玄關の戸を釘付くぎづけにして下の窓は板でかこつてしまひます。プウル夫人には、あの恐ろしい惡婆あくばとあなたが仰しやつた私の奧さまと一緒に此處に住むやうに年二百ポンドやる。グレイスは金をやればよくやつてくれることだらう。
シヨンボリ歸つて行くガラツ八の後姿へ、源吉は思ふ存分の惡罵あくばを浴びせました。平次には餘つ程怨みがある樣子です。
平次を睨んで惡罵あくばの嵐を浴びせるお比奈は、もう物靜かな娘のおもかげもありません。
銭形平次捕物控:239 群盗 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)