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惡婆
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あくば
ふりがな文庫
“
惡婆
(
あくば
)” の例文
新字:
悪婆
プウル夫人には、あの恐ろしい
惡婆
(
あくば
)
とあなたが仰しやつた私の奧さまと一緒に此處に住むやうに年二百
磅
(
ポンド
)
やる。グレイスは金をやればよくやつてくれることだらう。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
數人の男とお大といふ
惡婆
(
あくば
)
を指圖して、長い間江戸中を荒して居たのです。
銭形平次捕物控:188 お長屋碁会
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
與
(
よ
)
四
郎
(
らう
)
は
忽
(
たちま
)
ち
顏
(
かほ
)
の
色
(
いろ
)
青
(
あを
)
く
赤
(
あか
)
く、
唇
(
くちびる
)
を
震
(
ふる
)
はせて
惡婆
(
あくば
)
、と
呌
(
さけ
)
びしが、
怒氣
(
どき
)
心頭
(
しんとう
)
に
起
(
おこ
)
つて、
身
(
み
)
よりは
黒烟
(
くろけふ
)
りの
立
(
た
)
つ
如
(
ごと
)
く、
紙幣
(
しへい
)
も
文
(
ふみ
)
も
寸斷
(
ずた
)
/\に
裂
(
さ
)
いて
捨
(
す
)
てゝ、
直然
(
すつく
)
と
立
(
たち
)
しさま
人
(
ひと
)
見
(
み
)
なば
如何
(
いか
)
なりけん。
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
考へ出し妹娘のお富も幸ひ十二
相
(
さう
)
揃
(
そろ
)
ひし
容貌
(
きりやう
)
なれば
欺
(
だま
)
して是をも金にせんと己れが惡事仲間の
早乘
(
はやのり
)
の三次と云ふ者を
語合
(
かたらひ
)
又近所の
後家
(
ごけ
)
にて
惡婆
(
あくば
)
のお定と云ふ女をも手なづけ置き
頓
(
やが
)
て母の御安にはお富を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
惡
部首:⼼
12画
婆
常用漢字
中学
部首:⼥
11画
“惡婆”で始まる語句
惡婆々