“怒氣”の読み方と例文
新字:怒気
読み方割合
どき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから怒氣どきふくんだこゑきこえました——うさぎの——『小獸ちび小獸ちびや!おまへ何處どこるんだい?』するとれないこゑで、『此處こゝるよ!林檎りんごつて!』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
船長せんちやう周章あはてゝ起上おきあがつたが、怒氣どき滿面まんめん、けれど自己おの醜態しゆうたいおここと出來できず、ビールだるのやうなはらてゝ、物凄ものすごまなこ水夫すゐふどもにらけると、此時このときわたくしかたはらにはひげながい、あたま禿はげ
らうたちまかほいろあをあかく、くちびるふるはせて惡婆あくば、とさけびしが、怒氣どき心頭しんとうおこつて、よりは黒烟くろけふりのごとく、紙幣しへいふみ寸斷ずた/\にいててゝ、直然すつくたちしさまひとなば如何いかなりけん。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)