“怒涛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どとう83.3%
どたう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
番町の火は今や五味坂ごみざか上の三井みつい邸のうしろに迫って、怒涛どとうのように暴れ狂うほのおのなかに西洋館の高い建物がはっきりと浮き出して白くみえた。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
つよかぜは、無残むざんにちょうをうみうえきつけました。そして、たちまち怒涛どとうは、ちょうをのんでしまったのです。
ちょうと怒濤 (新字新仮名) / 小川未明(著)
星影まばらに風寒き所、しつ圧されつ動揺するさま、怒涛どたうの闇夜寄せつ砕けつするに異らず
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)