“惡罵”の読み方と例文
新字:悪罵
読み方割合
あくば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
シヨンボリ歸つて行くガラツ八の後姿へ、源吉は思ふ存分の惡罵あくばを浴びせました。平次には餘つ程怨みがある樣子です。
うなるといやつてる。貧乏貝塚びんぼうかひづかだの、馬鹿貝塚ばかかひづかだの、狗鼠貝塚くそかひづかだの、あらゆる惡罵あくばくはへるのである。
平次を睨んで惡罵あくばの嵐を浴びせるお比奈は、もう物靜かな娘のおもかげもありません。
銭形平次捕物控:239 群盗 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)