“惡企”の読み方と例文
新字:悪企
読み方割合
わるだく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「人聽きの惡いことをいふな、——お粂の口から聽いただけのことでも、俵屋にたゝつた惡企わるだくみの底が深いやうな氣がしてならない」
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
「奧さんが仰しやつてましたわ、あの厄介者やくかいもの氣立きだての惡い子供を追拂おつぱらへるので嬉しいつて。いつでも人のすることをうかゞつてゐて、こつそり惡企わるだくみをするやうな子をね。」
木立から木立へ移りながら 惡企わるだくみする春の百舌と
閒花集 (旧字旧仮名) / 三好達治(著)