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名前
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なまえ
ふりがな文庫
“
名前
(
なまえ
)” の例文
殊
(
こと
)
に
書
(
か
)
いたものに
敬服
(
けいふく
)
してゐたM、K
氏
(
し
)
は
名前
(
なまえ
)
を
知
(
し
)
つてゐるだけで、
私
(
わたし
)
には、
初対面
(
しよたいめん
)
であつたが、
少
(
すこ
)
しも
気取
(
きど
)
らない、ヒユモリストであるので
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
鬼
(
おに
)
七と呼ばれてはいるが、
名前
(
なまえ
)
とはまったく
違
(
ちが
)
った、すっきりとした
男前
(
おとこまえ
)
の、
結
(
ゆ
)
いたての
髷
(
まげ
)
を
川風
(
かわかぜ
)
に
吹
(
ふ
)
かせた
格好
(
かっこう
)
は、
如何
(
いか
)
にも
颯爽
(
さっそう
)
としていた。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
私
(
わたくし
)
は
優
(
や
)
さしい
名前
(
なまえ
)
がよいと
思
(
おも
)
いまして、さんざん
考
(
かんが
)
え
抜
(
ぬ
)
いた
末
(
すえ
)
にやっと『
鈴懸
(
すずかけ
)
』という
名
(
な
)
を
思
(
おも
)
いついたのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ちょんさんのおとうさんはまた、ちょんさん、ちょんさんと、にいさんの
方
(
ほう
)
が
名前
(
なまえ
)
が
呼
(
よ
)
びいいので、
何
(
なに
)
かにつけて
長い名
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
そこで、おばかさん という
名前
(
なまえ
)
の、いちばん下のおとうとが、
兄
(
にい
)
さんたちをさがしにでかけました。おばかさんは、やっとのことで
兄
(
にい
)
さんたちをみつけました。
みつばちの 女王
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
▼ もっと見る
このお
祖父様方
(
じいさまがた
)
はお
亡
(
な
)
くなりになった
後
(
あと
)
にお
名前
(
なまえ
)
が
残
(
のこ
)
っていません。わたしたちは、ただそのお
祖父様方
(
じいさまがた
)
がいろいろいいことをして
下
(
くだ
)
さったということを
知
(
し
)
っているだけです。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
金之助
(
きんのすけ
)
さんという
名前
(
なまえ
)
からして
男
(
おとこ
)
の
子
(
こ
)
らしく、
下
(
しも
)
ぶくれのしたその
顔
(
かお
)
に
笑
(
え
)
みの
浮
(
う
)
かぶ
時
(
とき
)
は、
小
(
ちい
)
さな
靨
(
えくぼ
)
があらわれて、
愛
(
あい
)
らしかった。それに、この
子
(
こ
)
の
好
(
よ
)
いことには、
袖子
(
そでこ
)
の
言
(
い
)
うなりになった。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「でも、お
祖父
(
じい
)
さん、お祖父さんの
名前
(
なまえ
)
も入れなきゃいけないよ。」
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
「それでは
今日
(
きょう
)
から そうじゅん と
名前
(
なまえ
)
を かえろ。」
一休さん
(新字新仮名)
/
五十公野清一
(著)
第
(
だい
)
一、ごんごろ
鐘
(
がね
)
という
名前
(
なまえ
)
の
由来
(
ゆらい
)
だ。
ごんごろ鐘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
四十五
歳
(
さい
)
、
名前
(
なまえ
)
が
笹山大作
(
ささやまだいさく
)
だつた。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
みんなは
口々
(
くちぐち
)
にこう
名前
(
なまえ
)
を
呼
(
よ
)
んで、
縄
(
なわ
)
を
下
(
お
)
ろしたり、はしごをかけたりして、やっとちょんさんを
助
(
たす
)
け
出
(
だ
)
しました。
長い名
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「そんなら、
名前
(
なまえ
)
はともかく、どんな
男
(
おとこ
)
なんだか、それをいっとくれ。お
武家
(
ぶけ
)
か、
商人
(
あきんど
)
か、それとも
職人
(
しょくにん
)
か。——」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
とに
角
(
かく
)
名前
(
なまえ
)
につきては
最初
(
さいしょ
)
斯
(
こ
)
んないきさつがありましたものの、
私
(
わたくし
)
は
若月
(
わかつき
)
が
好
(
す
)
きで
好
(
す
)
きで
耐
(
たま
)
らないのでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ローズ・ブノワさんは、その
楽園
(
らくえん
)
にある花の
名前
(
なまえ
)
を
全部
(
ぜんぶ
)
と、その
方舟
(
はこぶね
)
に
乗
(
の
)
っていた
獣
(
けもの
)
の名前を全部
知
(
し
)
っています。それから、ジャンセエニュ
先生
(
せんせい
)
と同じ数だけのお
伽話
(
とぎばなし
)
を知っています。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
するとある人がおかあさんに、
子供
(
こども
)
に
短
(
みじか
)
い
名前
(
なまえ
)
をつけると、その子の
命
(
いのち
)
は
短
(
みじか
)
いし、
長
(
なが
)
い
名前
(
なまえ
)
をつけるほど、その子の
寿命
(
じゅみょう
)
は
長
(
なが
)
いものだといって
聞
(
き
)
かせました。
長い名
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
又
(
また
)
私
(
わたくし
)
がこちらで
愛馬
(
あいば
)
に
逢
(
あ
)
った
話
(
はなし
)
をすると、『あの
時
(
とき
)
は、そなたの
希望
(
きぼう
)
を
容
(
い
)
れないで、
勝手
(
かって
)
な
名前
(
なまえ
)
をつけさせて
大
(
たい
)
へんに
済
(
す
)
まなかった。』と
良人
(
おっと
)
は
丁寧
(
ていねい
)
に
詫
(
わ
)
びました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「
何
(
なに
)
がと
仰
(
おっ
)
しゃって、
実
(
じつ
)
ァあっしゃァ、
相手
(
あいて
)
の
名前
(
なまえ
)
まじァ
知
(
し
)
らねえんで。……」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
七
里
(
り
)
ひと
跳
(
と
)
びの
靴
(
くつ
)
というのは
船
(
ふね
)
のことです。だって、
船
(
ふね
)
のことをいうのにこれよりいい
名前
(
なまえ
)
がありますか? ですから、
道
(
みち
)
というのは、
人間
(
にんげん
)
が人間のためにこしらえた川のようなものです。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
瓜
(
うり
)
の中から
生
(
う
)
まれてきた子だからというので、
瓜子姫子
(
うりこひめこ
)
という
名前
(
なまえ
)
をつけました。
瓜子姫子
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
あの
鬼
(
おに
)
はたいそうお
酒
(
さけ
)
が
好
(
す
)
きで、
名前
(
なまえ
)
まで
酒呑童子
(
しゅてんどうじ
)
といっております。
好物
(
こうぶつ
)
のお
酒
(
さけ
)
を
飲
(
の
)
んで、
酔
(
よ
)
い
倒
(
たお
)
れますと、もう
体
(
からだ
)
が
利
(
き
)
かなくなって、
化
(
ば
)
けることも、にげることもできなくなります。
大江山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
夫婦
(
ふうふ
)
もあきらめて、その子に
一寸法師
(
いっすんぼうし
)
と
名前
(
なまえ
)
をつけました。
一寸法師
(
いっすんぼうし
)
は五つになっても、やはり
背
(
せい
)
がのびません。七つになっても、
同
(
おな
)
じことでした。十を
越
(
こ
)
しても、やはり
一寸法師
(
いっすんぼうし
)
でした。
一寸法師
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
天子
(
てんし
)
さまは
大
(
たい
)
そう
阿倍
(
あべ
)
の
童子
(
どうじ
)
の
手柄
(
てがら
)
をおほめになって、ちょうど三
月
(
がつ
)
の
清明
(
せいめい
)
の
季節
(
きせつ
)
なので、
名前
(
なまえ
)
を
阿倍
(
あべ
)
の
清明
(
せいめい
)
とおつけになり、五
位
(
い
)
の
位
(
くらい
)
を
授
(
さず
)
けて、
陰陽頭
(
おんみょうのかみ
)
という
役
(
やく
)
におとりたてになりました。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
“名前”の解説
とは、人物の身分や門地を示し生き物や物体に与えられる名称のことで、対象を呼んだりする際に使われる。名称、あるいは単に名とも言う。名前をつけることを「名付ける」「命名(めいめい)する」という。名前として使われる言葉を名詞という。
名前は一概にすると氏名を指す全名と個人を指す個人名に対して名前と呼ぶ二通りの意味合いがある。一般的に日本では、姓を「上の名前」と呼び個人名に対しては「下の名前」と呼ばれることもある。
(出典:Wikipedia)
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
“名前”で始まる語句
名前人
名前書
名前替
名前目