“鈴懸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すずかけ81.3%
すずか6.3%
すゞかけ6.3%
プラタナス6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しばしば深い靄(もや)が下りる、十二月の初旬近くで、並木の柳や鈴懸(すずかけ)などが、とうに黄いろい葉をふるっていた、ある雨(あま)あがりの夜の事である。
毛利先生 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
それに大東京の建物も街路も電車の軌道(きどう)も黄色くなった鈴懸(すずか)けの樹も睡っているのに、それなのに敬二少年はなぜひとり目を覚ましているのだろうか。
○○獣 (新字新仮名) / 海野十三(著)
鈴懸(すゞかけ)並木のあちら側では、雪の道を拾ひあるきに、——鶯の口倣(くちま)ねしながら、それ、誰かがあるいてゆく…
雪 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
わたしは歩み入る、街路樹の鈴懸(プラタナス)を涵してゐる闇へ。それはSといふ外国商館のまへで、注文帳(オオダアブック)の黒の背革よりもくろい。闇に紛れてわたしはみる、二輪車のいくつかが、闇なかに憩(やす)んでゐるのを。
雪 (新字旧仮名) / 高祖保(著)