“プラタナス”の漢字の書き方と例文
語句割合
鈴懸100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしは歩み入る、街路樹の鈴懸プラタナスを涵してゐる闇へ。それはSといふ外国商館のまへで、注文帳オオダアブックの黒の背革よりもくろい。闇に紛れてわたしはみる、二輪車のいくつかが、闇なかにやすんでゐるのを。
(新字旧仮名) / 高祖保(著)