“すずか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鈴鹿88.9%
篠懸5.6%
鈴懸5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中仙道は鵜沼うぬま駅を麓とした翠巒すいらんの層に続いて西へとつらなるのは多度たどの山脈である。鈴鹿すずかかすかに、伊吹いぶきは未だに吹きあげる風雲のいのしし色にそのいただきを吹き乱されている。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
カタンという戸の開く音、一挺の駕籠から現われたのは、の衣にときん篠懸すずかけ、羽団扇はうちわを持った人物で、天狗の面をかぶっている。すなわち僧正天狗である。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それに大東京の建物も街路も電車の軌道きどうも黄色くなった鈴懸すずかけの樹も睡っているのに、それなのに敬二少年はなぜひとり目を覚ましているのだろうか。
○○獣 (新字新仮名) / 海野十三(著)