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名前
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なまへ
ふりがな文庫
“
名前
(
なまへ
)” の例文
この
埴輪
(
はにわ
)
といふ
言葉
(
ことば
)
の
埴
(
はに
)
といふのは
粘土
(
ねんど
)
といふことで、
輪
(
わ
)
といふのは
輪
(
わ
)
の
形
(
かたち
)
に
竝
(
なら
)
べることから
出
(
で
)
た
名前
(
なまへ
)
だといふことであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
その
證據
(
しようこ
)
には、
婦人雜誌
(
ふじんざつし
)
に
出
(
で
)
て
居
(
ゐ
)
る
女學校
(
ぢよがくかう
)
の
校長
(
かうちやう
)
の
説
(
せつ
)
などを
讀
(
よ
)
むと、
色々
(
いろ/\
)
の
本
(
ほん
)
の
名前
(
なまへ
)
を
擧
(
あ
)
げてゐても、ことごとく
尤
(
もつと
)
もらしい
出鱈目
(
でたらめ
)
である。
読書の態度
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
右
(
みぎ
)
の
通
(
とほ
)
り、
津浪
(
つなみ
)
は
事實上
(
じじつじよう
)
に
於
(
おい
)
て
港
(
みなと
)
の
波
(
なみ
)
である。われ/\は
學術的
(
がくじゆつてき
)
にもこの
名前
(
なまへ
)
を
用
(
もち
)
ひてゐる。
實
(
じつ
)
に
津浪
(
つなみ
)
なる
語
(
ご
)
は、
最早
(
もはや
)
國際語
(
こくさいご
)
となつた
觀
(
かん
)
がある。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
土
(
つち
)
をなめても
是
(
こ
)
れを
立身
(
りつしん
)
の
手始
(
てはじ
)
めにしたき
願
(
わが
)
ひと、
我
(
わ
)
れながら
宜
(
よ
)
くも
言
(
い
)
へたる
嘘
(
うそ
)
にかためて、
名前
(
なまへ
)
をも
其通
(
そのとほ
)
り、
當座
(
たうざ
)
にこしへらて
吾助
(
ごすけ
)
とか
言
(
い
)
ひけり
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
……(下人に)やい、
汝
(
そち
)
はヹローナ
中
(
ぢゅう
)
を
駈𢌞
(
かけまは
)
って(書附を渡し)
爰
(
こゝ
)
に
名前
(
なまへ
)
の
書
(
か
)
いてある
人達
(
ひとたち
)
を
見附
(
みつ
)
けて、
今宵
(
こよひ
)
我
(
わが
)
邸
(
やしき
)
で
懇
(
ねんごろ
)
に
御入來
(
ごじゅらい
)
をお
待
(
ま
)
ち
申
(
まう
)
すと
言
(
い
)
へ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
▼ もっと見る
つぎには、どなたにも
名前
(
なまへ
)
のしたしい
富士山
(
ふじさん
)
への
登山
(
とざん
)
と、その
森林帶
(
しんりんたい
)
とのお
話
(
はなし
)
をして、
森林植物帶
(
しんりんしよくぶつたい
)
のお
話
(
はなし
)
を、なほよくわかるようにしておきませう。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
渡世
(
とせい
)
になし居ると申されしなりと云ければ久兵衞は茲ぞ
付込處
(
つけこみどころ
)
なりと思ひ
然
(
さ
)
すれば其市之丞殿の家主の
名前
(
なまへ
)
又當時本人の名は何と申され候や紙屑買を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
八十
(
やそ
)
の
湊
(
みなと
)
といふのは、ひょっとすると、
土地
(
とち
)
の
名前
(
なまへ
)
で、
今
(
いま
)
の
野洲川
(
やすかは
)
の
川口
(
かはぐち
)
をいつたのかも
知
(
し
)
れません。さうすると、
歌
(
うた
)
の
意味
(
いみ
)
が、しぜん
變
(
かは
)
つて
來
(
き
)
ます。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
君
(
きみ
)
の
嫌
(
きらひ
)
だつた
犬
(
いぬ
)
は
寢室
(
しんしつ
)
には
入
(
い
)
れないで
置
(
お
)
くから。
犬
(
いぬ
)
と
言
(
い
)
へば
君
(
きみ
)
は、
犬好
(
いぬず
)
きの
坊
(
ぼつ
)
ちやんの
名前
(
なまへ
)
に
僕
(
ぼく
)
の
名
(
な
)
を
使
(
つか
)
つたね。
「三つの宝」序に代へて
(旧字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
「
夫
(
それ
)
で
何處
(
どこ
)
に」と
宗助
(
そうすけ
)
が
聞
(
き
)
いたとき、
彼
(
かれ
)
は
自分
(
じぶん
)
の
今
(
いま
)
泊
(
とま
)
つてゐる
宿屋
(
やどや
)
の
名前
(
なまへ
)
を、
宗助
(
そうすけ
)
に
教
(
をし
)
へた。それは
三條
(
さんでう
)
邊
(
へん
)
の三
流位
(
りうぐらゐ
)
の
家
(
いへ
)
であつた。
宗助
(
そうすけ
)
は
其
(
その
)
名前
(
なまへ
)
を
知
(
し
)
つてゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
さうすれば
自然
(
しぜん
)
あの
方
(
かた
)
のお
名前
(
なまへ
)
にも
傷
(
きず
)
のつくことでございますから、
船
(
ふね
)
にお
乗
(
の
)
りになるまで、
我慢
(
がまん
)
してゐた
方
(
はう
)
が、
双方
(
さうはう
)
の
利益
(
りえき
)
だらうと、
兄
(
あに
)
もさう
申
(
まう
)
しますものですから。
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
部屋々々
(
へや/\
)
には、いろ/\な
名前
(
なまへ
)
が
昔
(
むかし
)
からつけてありまして、
上段
(
じやうだん
)
の
間
(
ま
)
、
奧
(
おく
)
の
間
(
ま
)
、
中
(
なか
)
の
間
(
ま
)
、
次
(
つぎ
)
の
間
(
ま
)
、それから
寛
(
くつろ
)
ぎの
間
(
ま
)
なぞといふのが
有
(
あ
)
りました。
祖父
(
おぢい
)
さんはいつでも
書院
(
しよゐん
)
に
居
(
ゐ
)
ました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
ロミオ ローザラインと一しょぢゃと
被言
(
おッしゃ
)
るか?
其
(
その
)
名前
(
なまへ
)
も、
其
(
その
)
名前
(
なまへ
)
に
伴
(
ともな
)
ふ
悲痛
(
かなしみ
)
も、
予
(
わし
)
ゃ
最早
(
もう
)
みんな
忘
(
わす
)
れてしまうた。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
大島
(
おほしま
)
といふ
名前
(
なまへ
)
の
火山島
(
かざんとう
)
か
伊豆
(
いづ
)
と
渡島
(
おしま
)
とにある。
伊豆
(
いづ
)
の
大島
(
おほしま
)
の
有
(
ゆう
)
する
火山
(
かざん
)
は
三原山
(
みはらやま
)
(
高
(
たか
)
さ
七百五十五米
(
しちひやくごじゆうごめーとる
)
)と
名
(
な
)
づけられ、
噴火
(
ふんか
)
の
古
(
ふる
)
い
歴史
(
れきし
)
を
有
(
ゆう
)
してゐる。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
鎭
(
しづ
)
めて御聞あれその市之丞とやらが家主の名も知れず
殊
(
こと
)
に當人の
名前
(
なまへ
)
住居
(
ぢうきよ
)
も
知
(
しら
)
ずとは是怪しき證據の第一なり廿五兩といふ大金を
受取
(
うけとり
)
ながら其人の名前住所を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
本宅
(
ほんたく
)
は
三番町
(
さんばんちやう
)
の
何處
(
どこ
)
やらにて
表札
(
へうさつ
)
を
見
(
み
)
ればむゝ
彼
(
あ
)
の
人
(
ひと
)
の
家
(
うち
)
かと
合點
(
がてん
)
のゆくほどの
身分
(
みぶん
)
、
今
(
いま
)
さら
此處
(
こゝ
)
には
言
(
い
)
はずもがな、
名前
(
なまへ
)
の
恥
(
はづ
)
かしければ
病院
(
びやうゐん
)
へ
入
(
い
)
れる
事
(
こと
)
もせで
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
其
(
その
)
間
(
あひだ
)
ぽつり/\と
首
(
くび
)
を
斬
(
き
)
られる
知人
(
ちじん
)
や
未知人
(
みちじん
)
の
名前
(
なまへ
)
を
絶
(
た
)
えず
耳
(
みゝ
)
にした
宗助
(
そうすけ
)
は、
時々
(
とき/″\
)
家
(
うち
)
へ
歸
(
かへ
)
つて
御米
(
およね
)
に
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
それで
博物館
(
はくぶつかん
)
には、どうしても
一
(
ひと
)
つ/\の
品物
(
しなもの
)
の
名前
(
なまへ
)
、その
他
(
ほか
)
必要
(
ひつよう
)
の
事柄
(
ことがら
)
を
書
(
か
)
き
記
(
しる
)
した
目録
(
もくろく
)
が
出版
(
しゆつぱん
)
せられなくてはならないのであつて、その
目録
(
もくろく
)
の
中
(
なか
)
には
簡單
(
かんたん
)
な
品物
(
しなもの
)
の
説明
(
せつめい
)
と
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
馬籠
(
まごめ
)
の
村
(
むら
)
はづれには、
杉
(
すぎ
)
の
木
(
き
)
の
生
(
は
)
えた
澤
(
さは
)
を
境
(
さかひ
)
にしまして、
別
(
べつ
)
に
峠
(
たうげ
)
といふ
名前
(
なまへ
)
の
小
(
ちい
)
さな
村
(
むら
)
があります。この
峠
(
たうげ
)
に、
馬籠
(
まごめ
)
に、
湯舟澤
(
ゆぶねざは
)
と、それだけの
三
(
さん
)
ヶ
村
(
そん
)
を
一緒
(
いつしよ
)
にして
神坂村
(
みさかむら
)
と
言
(
い
)
ひました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
鳥船
(
とりぶね
)
といふのは
大昔
(
おほむかし
)
の
國語
(
こくご
)
で、
船
(
ふね
)
の
名前
(
なまへ
)
でもあり、
同時
(
どうじ
)
に
舟
(
ふね
)
についていらつしやる
神樣
(
かみさま
)
のお
名前
(
なまへ
)
でもありました。あなた
方
(
がた
)
ならば、
船
(
ふね
)
が
早
(
はや
)
いから
鳥
(
とり
)
に
見立
(
みた
)
てたのだと
思
(
おも
)
つて
置
(
お
)
いてさし
支
(
つか
)
へありません。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
カピューレットどの、
予
(
わし
)
は
今
(
いま
)
カピューレットといふ
其
(
その
)
名前
(
なまへ
)
を
我名
(
わがな
)
も
同樣
(
どうやう
)
に
大切
(
たいせつ
)
に
思
(
おも
)
うてゐる、まゝ、
堪忍
(
かんにん
)
さっしゃれ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
偖
(
さて
)
大橋文右衞門一件
關
(
かゝ
)
り
合
(
あひ
)
山崎町
質渡世
(
しちとせい
)
家持
(
いへもち
)
五兵衞并びに同人家内の者奉公人に至るまで一同
呼出
(
よびだ
)
しになりし處此の番頭久兵衞のみ
名前
(
なまへ
)
之
(
これ
)
なきに
付
(
つき
)
彼一人は
留守
(
るす
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
著者
(
ちよしや
)
の
名前
(
なまへ
)
も
作物
(
さくぶつ
)
の
名前
(
なまへ
)
も、一
度
(
ど
)
は
新聞
(
しんぶん
)
の
廣告
(
くわうこく
)
で
見
(
み
)
た
樣
(
やう
)
でもあり、
又
(
また
)
全
(
まつた
)
く
新奇
(
しんき
)
の
樣
(
やう
)
でもあつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
はあ
私
(
わたし
)
はまだお
名前
(
なまへ
)
を
承
(
うけたまは
)
りませんでしたといふ、
嘘
(
うそ
)
をいふと
盆
(
ぼん
)
が
來
(
き
)
るに
㷔魔樣
(
ゑんまさま
)
へお
參
(
まい
)
りが
出來
(
でき
)
まいぞと
笑
(
わら
)
へば、
夫
(
そ
)
れだとつて
貴君
(
あなた
)
今日
(
けふ
)
お
目
(
め
)
にかゝつたばかりでは
御坐
(
ござ
)
りませんか
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
何度
(
なんど
)
も/\も
名前
(
なまへ
)
を
呼
(
よ
)
ばれて、
漸
(
やうや
)
くその
生徒
(
せいと
)
は
正氣
(
しやうき
)
に
復
(
かへ
)
つた
事
(
こと
)
がありました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
この
人
(
ひと
)
は、また
物
(
もの
)
の
名前
(
なまへ
)
ばかり
集
(
あつ
)
めて、
一首
(
いつしゆ
)
の
歌
(
うた
)
を
作
(
つく
)
つてゐます。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
我
(
わ
)
れは
詮方
(
せんかた
)
なけれどお
名前
(
なまへ
)
に申わけなしなどゝ、つまりは
此金
(
これ
)
の
欲
(
ほ
)
しと
聞
(
きこ
)
えぬ。
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
三十
圓
(
ゑん
)
どりの
會社員
(
くわいしやゐん
)
の
妻
(
つま
)
が
此形粧
(
このげうそう
)
にて
繰廻
(
くりまわ
)
しゆく
家
(
いゑ
)
の
中
(
うち
)
おもへば
此女
(
このをんな
)
が
小利口
(
こりこう
)
の
才覺
(
さいかく
)
ひとつにて、
良人
(
おつと
)
が
箔
(
はく
)
の
光
(
ひか
)
つて
見
(
み
)
ゆるやら
知
(
し
)
らねども、
失敬
(
しつけい
)
なは
野澤桂次
(
のざわけいじ
)
といふ
見事
(
みごと
)
立派
(
りつぱ
)
の
名前
(
なまへ
)
ある
男
(
をとこ
)
を
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“名前”の解説
とは、人物の身分や門地を示し生き物や物体に与えられる名称のことで、対象を呼んだりする際に使われる。名称、あるいは単に名とも言う。名前をつけることを「名付ける」「命名(めいめい)する」という。名前として使われる言葉を名詞という。
名前は一概にすると氏名を指す全名と個人を指す個人名に対して名前と呼ぶ二通りの意味合いがある。一般的に日本では、姓を「上の名前」と呼び個人名に対しては「下の名前」と呼ばれることもある。
(出典:Wikipedia)
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
“名前”で始まる語句
名前人
名前書
名前替
名前目