“我名”の読み方と例文
読み方割合
わがな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
カピューレットどの、わしいまカピューレットといふその名前なまへ我名わがな同樣どうやう大切たいせつおもうてゐる、まゝ、堪忍かんにんさっしゃれ。
諸侯方しよこうがたまで御出おいでになり、わづかのうちに新梅屋敷しんうめやしきの名、江都中えどぢうに知られ、それのみならず先生々々せんせい/\たてこがしに、七草考なゝくさかう都鳥考みやこどりかうのと人に作らせて、我名わがなにて出版せしゆゑ
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
落人おちうどそれならで、そよと鳴る風鈴も、人は昼寝の夢にさへ、我名わがなを呼んで、讃美し、歎賞する、微妙なる音響、と聞えて、其の都度つど、ハツと隠れ忍んで、微笑ほほえみ/\通ると思へ。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)